貧乏人に正気を失う暇なし

ついこの間まで学校に通っていたけど先週くらいに修了した。

四ヶ月ほど学生の様な暮らしをしていたのだけれども、久々に本当の意味で普通でまともな人々とずっと一緒にいたのが逆に新鮮でした。

別に今更「よく周りから変わってるって言われます」みたいなアピールする気はないけど、ちょっと周りにアウトサイダーが多すぎるので、そんなまともな人たちと普通に居酒屋で酒を飲んだり、喫茶店でだらだらとしゃべったりする生活は今よりも何故か金銭的に余裕があった大学の頃を思い出した。

ライブでは地べたに座って酒を煽り、ブックオフでゴミみたいな本を延々と探してくる様な今の生活と比べてみると人間らしい暮らしとは一体何かといった事を考えさせられるのだけれどもこれはこれで楽しいので別になんとも思わない。

現在はまた工房に篭る以外は何もするわけでもなく呆と求人情報をチェックしたり、ひたすらゲームしたりするだけの日々に逆戻りしたので、
何もしない事に対してぼんやりとした不安を抱える非常に日本人らしい感覚を持っているのでまた身を律するべくとりあえず文化的な暮らしを能動的に行ってみようかと思う。


とりあえずずっとサボってた本の感想でも書いていきます。


学校では誰ともしゃべらずに終始威嚇しながら通うぞと最初は心に決めていたのにいつの間にか普通に順応してしまって、昼は誰かしらと一緒にご飯を食べて、学校が終わったら一緒に遊びにいくみたいな生活になってたので、学校が終わった瞬間一気に読み切った。
黒魔術の手帖、毒薬の手帖、秘密結社の手帖の一番最初に読んだ澁澤龍彦のエッセイをまとめて読了。

最近よく魔術関係の人が工房に訪れるのでこの辺の話はよくするのだけれども、結構な確率で澁澤龍彦女神転生の影響受けてるのにはシンパシーの様なものを感じますね。




憑霊信仰論 妖怪研究への試み (講談社学術文庫)

憑霊信仰論 妖怪研究への試み (講談社学術文庫)


学校で本読んでたら「何読んでるんですか?」って言われて無言でこれ見せて威嚇したけどここから普通に話す様になった事は皮肉でしかない。
民俗学から見た憑き物に関して書いてあり、人為的なものから自然発生するもの、呪術的なものから信仰、言い伝えの様な形で分類されている。
いわゆる「憑いてる」の説明性がレヴィ=ストロースの「マナ」の見解と類似しているあたりはこういった文化も大元は大陸を辿ってきている事を再認識できました。



柳田国男遠野物語京極夏彦が読みやすくして再編集した本。
原本の本は遠い昔に読んだ事があるけど改めて読むと日本の呪いだとかいったものは理不尽なものがおおく、善と悪とか全く関係ないあたりが面白い。
遠野物語ではやっぱりおしらさまの話が一番好きです。


澁澤龍彦の空想上の怪物、幻想生物についてのエッセイを再編集した本
空想上とはいっても人間が空想上で描き出せるものは現実に存在するものの断片でしか構成されていないという説がある様に、いるのはいるけどよくわかってない実際の生き物と完全に空想上でのみに存在するものとの混淆な部分こそが中世ロマンの原点だと思う。




思い出のマーニー (新潮文庫)

思い出のマーニー (新潮文庫)

救いでしかない。